2016年9月30日金曜日

雑記.1




クチビル特有の更新



いつもは学術的な堅い記事ばかりですが更新する話題もないので雑記を書きます

私先日久しぶりに出かけて映画を見てきました。その映画というのも話題となっている"君の名は。"という作品です。アド学的には映画館で映画を見るという行為は金を払い(-1)時間を消費し(-1)映画を鑑賞する(+1)なので実質-1アドなのですが今回鑑賞した"君の名は。"という作品はアド学の根底すら揺るがしてしまうのでは?と錯覚するほどに素晴らしい作品でした。
マーケティングというわけではありませんがこの映画の素晴らしかった点を核心には触れずに布教したいと思います。

1.万人が楽しめる
 昨今この映画が話題となっているのはアニメーション作品であるにも関わらず中高生から多くの支持を受けているという点が挙げられますが視聴してみて支持されている理由がわかりました。
一言で言うと幅広いんです。アニメなんてのはオタクの文化だという認識の一般の方を始め、私のような休日には家を出ないような根暗な人間まで幅広く楽しめるんです。キャラクターデザインを始め、風景やBGMに清潔感があるのでアニメが苦手な方でも嫌悪感を抱くことのないように作られ、また随所にこだわりを感じられ通を唸らせるような作りにもなっています。
例えばこの作品、あからさまなエロスというものは出来る限り排除されていますが作品を通して数カ所、時間にして数秒に満たない間ブラチラやパンチラが存在します。
こういった配慮とフェチの瀬戸際のバランスが優れているので安心して、また満足感を味わいながら見られる作品となっています。

2.語録が豊富である
 映画を見るにあたって鑑賞すること自体は言わずもがな楽しみでありますが、視聴後に友人らと内容について語らったり寸劇を楽しむということも大きな楽しみとなっています。この作品はその視聴後の楽しみを彩ってくれる語録が豊富です。
例えば作中で"これもまた結び"という語録が出てきますが非常に汎用性が高いです。作中では人と人との繋がりのようなニュアンスで用いられていましたがとりあえず使っとけって感じで使える非常に優秀な語録です。
他にも"お前は誰だ"や"よっしゃぁ!これで2人仲良く犯罪者や!"などが挙げられますがどれもこれも使い勝手の良い語録ばかりで会話が非常に弾みます。

3.キャラクターが魅力的である
 アニメーション作品においてキャラクターに魅力があることは非常に重要なファクターですが君の名はという作品のキャラクターはどれも魅力的でした。主人公の2人に魅力があることは当然としてそれらを彩る脇役達も非常に魅力的でした。
例えば女主人公の三葉のクラスメイトである勅使河原くんですが主人公が技術的に出来ないことを補佐するいわゆる便利屋キャラですが土建屋である父親が市長である三葉の父親と癒着していてそれをクラスメイトにイジられます。
他にも男主人公である瀧のクラスメイトに司というキャラクターがいますが妙に瀧との距離感が近かったり瀧(中身は三葉)を可愛いと言ったりやりたい放題です。正直ホモかと思いました。
そして瀧のバイト先に奥寺先輩という美人のお姉さんがいますがブラジャーが黒いです。
このようにキャラクター1人1人にも恐らく背景が用意されているのでそれらについて妄想を膨らませることもまた楽しいです。

4.また見たくなる
 良い映画というのはまた見たくなりますがこの作品も例に漏れずまた見たくなりました。昨今の映画はヒットした際に続編が作りやすいように含みを持たせて終わらせることが多いなかキチンと完結している作品というものは視聴後の特別な満足感があります。またこの映画のように状況変化の多い作品は1周目では見逃している点やこだわりがあるので2周目3周目も楽しめる作品だと思います。



流行り物に乗っかって興奮することには抵抗があったのですがそれを引いても素晴らしい作品だったのでまだの人は是非視聴してみるといいかもしれません。
では今回はこのあたりで!


P.S.主人公の名前は"鋤田瀧"です